鉄のお道具屋

MOJI MOJI PARTYへ。

世の中には、様々な書体があります。
本や新聞で多いのが明朝体、ゴシック体でしょうか。
明朝やゴシックも1種類ではないのです。

今日は、知り合いの書体屋さん、その名も「文字道」
代表の伊藤さんがやってるMOJI MOJI PARTYへ.

根津の小さなギャラリーに、所狭しと並んだ文字盤。
昔は写植という方法で印刷物が作られたんだそうです。

これが、文字盤。よく使う文字は大きい文字盤=メイン
それ以外は、小さい文字盤=サブと呼ぶらしい。
光に透けて見えますか~?文字が並んでるでしょ?

こちらは写植に使う道具一式。どう使うのか???

最近は、触ると凸凹が素朴な感じで人気の活版印刷と
いうものがありますが、伊藤さんは活版印刷を見直して
もらおうという活動もされてます。

去年はそのイベントを見に行ったっけ。実は私も活版好き。
最近の個展案内状や名刺は活版印刷で伊藤さんにお願い
したし、書体も伊藤さんに探してもらった。

文字盤を立てているスタンド。実は私が作ったものが何点か。

だいぶ前に作ったものだけど、伊藤さんは大事に持ってて

くれたのね。感謝感謝。違うデザインまた作らなくては!!!

MOJI MOJI PARTYからの帰り道、古い商店の踏み板が目に留まった。
何年経たら、こんな見事な錆が出来上がるんだろ。美しいですよね~♪
「地に還る。」ってこういうことでしょ。この鉄板、欲しいなあ。

こういう錆びた鉄ばかりを写した写真集も出ています。その気持ち、共有できます。

今年も楽しみました。

5月~6月は、毎年のことですが芍薬の花を買います。いろんな種類があって、色の濃淡、花びらの
つき方、香りの有無、品種はよくわからないけれど、淡い色で香りが強いものを選んでいます。
甘いながらもすっきりしたよい香りです。1階に飾ったら階段の上の方までふんわり香ってます。

今日、駅の花屋さんで売ってた芍薬は、真中が薄い黄色で周りが白。何だかゆで卵のようでした。

そろそろ芍薬も終わるころでしょうか。次はクチナシの甘~い香りが楽しみです。

ルドン展

この人の作品、私がいいなと思った絵は晩年の作品らしい。
やさしい水色の背景に浮かび上がる人物の安らかなお顔。
女性なのか男性なのか、キリストのようにもマリア様の
ようにも見える不思議な人物像。「瞳を閉じて」という
絵ですが、同じタイトルの絵が複数存在する。

このチケットの絵は、若い頃のもの。作風の変化、人生観の
変化。どんなことがこの変化をもたらしたのかなあ。。。

ダ・ヴィンチ展

今年はイタリア3大巨匠の展覧会が東京都内で開催されるそうです。まず
ラファエロ展。これは先月行ってきた。聖母子像、迫力あって大満足。次が
ダ・ヴィンチ展。そして秋にはミケランジェロ展。さすが経済大国日本です。

今日行ったのは第二弾のダ・ヴィンチ展。これはですね~。実は期待外れ。
と云うのは、ダ・ヴィンチの絵画が4~5点は見られると勝手に思い込んで
いた私も悪いのですが、本人の絵画は2点+A4位のデッサンが20数点、
あとは彼周辺の画家の作品群です。

ダ・ヴィンチは日本では画家として有名ですが医学、機械工学、天文学他、
何でも研究していたそうで膨大な記録を残しています。その一部として今回
20点程が並び、その横に設置されたモニターが、何の研究であるか映像で
解説してくれています。しかし素人にはこんなん見せられても・・・ですよね。

モナリザの絵がみられるとは思っていないけど、あまりにもマニアックな
展示で興味が湧かなんだ。でもなかなか見られない貴重なものですから、
せっかく来たんだし~真面目に見ました。いつもと違う種類の疲れでした。
近くにいたご婦人もお友達に「このスケッチが価値があるってことなのね?
きっと」と話していました。

ロビーの片隅に懐かしいお姿を発見しました。嬉しくなりつい撮影。
ついでに電話をかけてみました。相手先につながり私は用件を話している
のですが先方には聞こえないようです。「もしもし?お客様?・・・・・・・
電話口にいらっしゃらないようなので一旦切らせて頂きます。プーップーッ・・」
あれ~。不審電話と思われちゃった?

アンティークの展示品?そうではないらしい。タクシーが必要な人のために
タクシー会社の電話番号が貼ってある。タクシー以外には繋がらないのか?
一応、ご意見箱にこのことを書いて入れてきました。