アメリカ人の江戸絵画コレクター、ジョー・プライス夫妻が、東日本大震災で
傷ついた東北の人たちを元気づけたいという思いから、100点もの貴重な絵を
無償で貸して下さったのだそうです。
いのちの美しさを見せたい。日本の江戸絵画に描かれた美しさを感じてほしいと
いうプライス夫妻の思いから始まり、たくさんの協賛を得て実現したこの企画は
仙台、岩手、福島の東北3県を巡回する。残念ながら東京には来ない、ならば
行かなくては、絶対後悔する。
10年程前に日本で若冲ブームが起きたそうで、その時には私のアンテナが
あまり反応しなかったのが悔しい。大規模な展覧会もあっただろうに、残念。
絵から飛び出てきそうな迫力ある鶏や、ちょっと漫画チックな虎、一筆書き風の
鶴、色んな若冲を堪能。最後にあの有名な白い象の屏風。間近でしばらく凝視。
疲れた~でもそれ以上にエネルギーもらった。いつかまた会えるかな。普段は
ロサンゼルスにあるんだもの、このコレクションは。