鉄のお道具屋

夏の終わり

朝夕ほんの少し過ごしやすくなるこの季節、街に出てお神輿に出くわすと、そうか~今年も夏が終わるんだ・・・とちょっぴりたそがれてしまいます。今年は残暑が異様に厳しくて、北へ移住しようかと考えたりします。しかし冬の長いのもまた辛い・・・。結局何も変わらずですが。
薄暮の中、提灯のあかり、太鼓の音、浴衣姿の親子連れ、素敵だな~♪♪♪。

楽しみにしていた小松亮太さんのタンゴコンサート。バンドネオンという、
見た目は小さいアコーディオンみたいな蛇腹楽器の奏者で、何度かコンサ
ートには足を運んでいますが、いつもいろんな試みをしてお客に伝えたい、
楽しんでほしい、という心が伝わってきます。
今回はリベル・タンゴで有名なピアソラ没後20周年記念として、彼の残
した「エル・タンゴ」組曲を全曲生演奏。小松さんもアピールしてたけど、
この曲のために、とっても豪華なオーケストラを組んだのでやたらお金が
かかってます、こんな贅沢な楽器は普通揃えられません。とのことでした。
ハープ奏者もいらしたがこの方はNHK交響楽団の方だそうです。
日本では60年代にタンゴが流行ったと聞いていますが、周りには私の親世代の方がたくさん。お若いころにタンゴを楽しんだ世代ということですね。私の思ってるタンゴとは違う、ムード音楽風、詩の朗読、ヴォーカル入りの曲、とっても静かなリベル・タンゴ。盛りだくさんでした。リベル・タンゴは、激しい曲と思っていたが、アレンジでこんなに変わるのか。と新鮮な感じがしました。でも、私は一般的な、あの激しいアレンジの方がいいな。

ラブコメディを見てきたよ!

久しぶりにゆる~いラブストーリーを見に出かけた。日本ではあまり話題に
ならなかったようだが、何とこの映画、本国では大ヒットロングランだった
らしい。天下のウディ.アレン作品だものね。

主人公の男性ギルは、1920年代という「古き良き時代(ゴールデン・
エイジ)」に憧れる脚本家。懐かしい物を売る男を主人公に小説を書き始め
たが、婚約者とその両親からは、稼ぎのいい脚本家を続けるよう言われる。
旅先のパリで、ギルは憧れの1920年代にタイムスリップ。著名な小説家
や画家らと親しくなる。ところが、ギルが恋した娘、アドリアナをはじめ
誰もが1890年代に憧れて「古き良き時代」だと言う。今は退屈な時代、
1890年代こそ、すべてが輝いていた時代だ、と。

そして、1890年代にトリップしてみたら、その時代の人々の言う、
「古き良き時代」とは?
結局、誰もが無い物ねだり?ちょっと切なくっておかしくて、アドリアナの
最後の決断が、正しかったのかどうか??彼女のその後が気になる。。。
もう1回見てもいいなあと思う映画でした。