鉄のお道具屋

十和田の秋祭り

実家のある十和田市へ。移動中になんか見えたぞ、車を停めてずんずん
入っていくと、オジサンたちが張りぼての動物を作っている。溶接してる、
素敵♪♪♪ 聞いたら、十和田の秋祭りに出る山車の動物なんだって。
へ~、こんなのうちの近所で作ってるとは知らなかった。

「あっちにもでかいのがいるよ」と言われ振り向いたら、いたいた、
大きな黒豹が。オジサンたち、かっこいいなあ。

オジサンたちは、無愛想だけど、こちらが話しかけると全然嫌がらずに、
作業風景をみせてくれる。東京に長く住んでて思うけど、東北人は愛想の
無さで損してる。アピールするという習慣がない、というか慣れていない、
というか。1つ聞いたらその3倍くらい説明(アピール?)してくるのが
いわゆるアピール慣れした人々。都会の商売人はこれにあてはまる。
そしてさらに、素人さんも愛想いい。
でも田舎の普通のオジサンたちは、質問されても「はい」「いいえ」
「そうですね」くらいしか、パターンがないのだ。取材は構わないよ、
聞かれたことには答えたし、これでOK。なんだろうな、と思う。
決して怒っているわけではないのだ!!

根性大根

お向かいの入口に、懸命に生きてる草を発見。奥さんいわく、どこかから種が飛んできて、ここに根を生やしたのだとか。実際はカブらしいけど、「根性大根」と命名しましょう。

どっこい生きてる!って感じでしょ。勇気づけられます。最近の写真の中で1番のお気に入り。

澤さん、かっこい~

午前11時から、オリンピック選手のパレードが始まる。急いで出かけて、10分前に松屋銀座に到着。向かいの本屋さんの2階に行って涼しく見ようと思ったのだが、甘かった。もう人が溢れていてとても横断できる状況ではない、できるだけ前に行っておとなしく待った。みんなソワソワして、まだ?まだ?11時に一丁目をスタートしたらしい。少ししたら、歓声が聞こえて、パレード車が見えてきた。全部で多分4台。写真とるのに一生懸命で、1台目にどなたが乗っていたのやら。
で、後半はもう写真は諦めた。しっかりこの目で見た方がいいよね。
サッカーの澤選手とハンマー投げの室伏選手は、はっきり見えた、嬉しい!向こう向いてた背の高い女性はきっとバレーの木村沙織さんだと思う。往復してくれたら全員のお顔が見られるのに、残念。
50万人が詰めかけたそうで、パレード終了後(あっけなく終わった)、4丁目の交差点は大変なことになっていました。

その足で、末広町へ。アーティスト藤浩志さんの「セントラルカエルステーション」を見るために。
アーツ千代田3331という、小学校だった建物を使ったアートプロジェクト。教室やトイレの懐かしい雰囲気を楽しんだ。子供がいないと小学校なんて入ること無いですからね。

藤さんは、もとは九州の方ですが現在は私の故郷・青森県の十和田市現代美術館の副館長。マルチな活動をされています。藤さんの人生史、濃い、濃すぎる。今回の展示は、捨てられるものを作品に変える、その作品を買える、要らないおもちゃを持ち込んで会場のものと換えることもできるらしい、「カエルづくし」のイベントなのでした。
大量のおもちゃ(プラスチックが多い。どらえもんやら、ちびまるこちゃん、その他名も無きキャラクター)が、床に積んである。また、龍が空を飛んでいると思いきや、よく見るとそれは、かの無数のおもちゃが終結して形を成していたり。。。よく集めたなあ、その次が、これを集めて龍を造るなんて到底思いつかない。。。凡人には思いもよらない発想をするのです。

小さな子どもたちが、おもちゃの隙間を裸足で走りまわっていた、そうか~子供ってこういうのが大好きなんだよね。
そういえば志茂田景樹さんが、ステージで挨拶してました。何のイベントだったのでしょうか。

真珠の耳飾りの少女

昨晩、BSでフェルメール特集をやっていた。だいぶ前に日本にあの絵が来るって
聞いた記憶が蘇ったけど、今?今上野に来てるの?知らなかった。というわけで、
急きょ本日は、あの憧れの少女に会いに上野の東京都美術館へ。

上野公園内には美術館が複数ある。公園口すぐには国立西洋美術館。偶然
そちらでもフェルメールの絵画が展示中。大きく広告を出していて、その絵は
「真珠の首飾りの少女」。思わずそっちのチケットを買いそうになりました。でも
私が見たいのはマウリッツハイス美術館展の「真珠の耳飾りの少女」ややこしい!
以前は、「青いターバンの少女」っていうタイトルじゃなかったっけ?そちらの方が
一目でわかるし混乱が避けられると思うのですが。

平日なのに、やはり超有名な絵画の前は、2列に並び少しずつ前進、やっと絵の
真ん前に来たら「立ち止まらないで下さ~い」と館員に促され、どうもすみません。
その後は、2m程度の距離からじっくり眺めた。こちらも別の列に並ぶんだけど、
止まって5分10分見てても何も言われないし、むしろ至近距離よりもよく見える。
それでもたまに「ある程度見終わったら、後ろの方に譲って下さい。」と館員が
アナウンスする。ソファに腰掛けてゆっくり見たいけど、仕方ないか。
「真珠の首飾りの少女」は40cm×50cmほどの小さめの絵だった。

有名な絵だから、という訳ではないが、本当に魅惑的な少女の眼差しに、誰もが
立ち止まってしまう。二人だけの秘密の会話をしている錯覚に陥るもの。