鉄のお道具屋

有元利夫ウィークエンド

このポスター 欲しい!

目黒の庭園美術館へ行ってきました。有元利夫さんの絵を見ていると不思議な感覚に
陥ります。どこを見つめているのか分からない、性別不明な、天使か人間かも不明な
人物がぽつんと一人描かれている、というのが多いのです。38歳の若さで亡くなっ
たそうです。110点程の絵画、版画、彫刻ほか、じっくりみてまいりました。
有元さんは、くすんだ色使いが多い。空や海の青は、緑と青の間くらいの色味です。
ボテロの絵に似てると、私は思いますがボテロは陽気な色使いで、有元さんは少し
物憂げな色使い。自宅に飾るポストカードが欲しかったけど、例外なく色味が暗く
印刷されていて、不満なので結局気に入らず。実物が1番ということなのだけど、
有元さんのは色が微妙だから難しいのかなあ、ボテロの絵はカードでも結構満足して
買ってますがそれは原画の色が明るいから落差が少ないのかもしれませんね。
庭園美術館は1室がこじんまりとしていて、監視の方と二人きりになると、ちょっと
困ってしまいます。で、1巡したあと前の部屋に戻ったりすると、ま~たあのお客だ、
と思われてそうで落ち着きませんね。今日も3時間ほど居ついてしまい、足が棒です。
珍しく今回は図録を求めました。ものを増やさないようにしていても、欲しかった!
実は昨日も、有元利夫版画展を見に京橋のギャラリーヘ行ってたので、この週末は
有元さんづくし。京橋は小さな銅版画が30点ほどでした。ネットで偶然知ったのが
先週水曜日、なんてタイムリーなんでしょう。

ルソー的 熱帯の楽園

鑑賞後は、美術館の庭園を散歩。実は庭園に足を踏み入れたのは初めて。
広い芝生、池、茶屋があり、ランダムにベンチが置かれ、恋人同士が談笑
したり老夫婦がお茶飲んでたり、いい感じでした。
亜熱帯の植物が、一昨日みたルソーの『蛇使いの女』の背景にそっくり!
写真とってみました

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