鉄のお道具屋

十和田市商店街のアートステーションにショーケースを借りて作品を展示しています。それを見た
地元の方が、ご自宅で使う手燭のリクエストを下さいました。夏に帰省した時に1度お会いして、
実際に使うローソクを見せてもらいました。市販の燭台だと、針が細すぎ短かすぎ、ローソクが
ぐらついて使えないそうです。

見せてもらったローソクに合わせ針の太さや長さ、それに見合うお皿の大きさ、足の長さを考えた。
長いローソクですから土台がそこそこ重くないと、ローソクの重さで倒れてしまう。またお客様は、
ローソクが倒れないように輪っかを付けてほしいとのこと。確かにその方が安心ですね。実はこの
輪っかをつけるのは、私には初めてのこと。試行錯誤でした。

お客様のローソクと同じサイズを立ててみた。うん、これなら大丈夫。
輪っかも頑丈についているしローソクが倒れることはないでしょう。
写真の手燭は、嬉しいことにお二人の方が一つずつ買ってくれました。

昔の手燭についてる輪っかは、お皿の中心からにゅーっと伸びて
緩やかにカーブしている。どうやって固定してるんだろう???